シミのもとであるメラニンは、一体どのように作られているのでしょうか?メラニンはチロシンとチロシナーゼという酵素が合体すると発生する物質です。チロシンはチロシナーゼという酵素の働きによって化学反応を起こしながら徐々にメラニン色素へと変化していきます。つまり、チロシン+チロシナーゼ→メラニン=シミというメカニズムでシミができるのです。チロシンとチロシナーゼはメラニンの原材料であり、メラニンの本体となっていると言えるでしょう。ですから、チロシンとチロシナーゼを合体させないようにすれば、メラニンが作られず、シミもできなくなるということです。チロシンとチロシナーゼのどちらかが働かないようにすれば合体しないので、メラニンは作られません。もちろん両方が働かないようにすれば、より確実にメラニンはできないでしょう。ちなみに、チロシンとチロシナーゼを比べると、チロシンの働きを抑えたほうがより合体しにくくなるようなので、チロシンの働きを抑制してくれるような成分を配合している化粧品でケアすると良いでしょう。最も、チロシンの働きを抑制してくれる成分はハイドロキノンだと言われています。このような、シミのメカニズムを理解した上で、シミを作らせないためには、紫外線対策と共に、肌の乾燥対策をすると効果的です。チロシンやチロシナーゼの働きを抑制してくれる「ハイドロキノン」「アルブチン」「ピュールブラン」「ルシノール」「コウジ酸」「ビタミンC」「エラグ酸」などが配合されている化粧品がおすすめで、乾燥を予防しながら美白効果も得ることができます。
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