わずか0.02ミリほどしかない角質層は、過剰な洗顔やメイクの際の摩擦によって傷つけられたり、水分を維持するための細胞間脂質やNMFが流出したりします。 すると、角質層の水分保持能力が低下し、肌は乾燥しやすくなります。 また、加齢とともに新陳代謝の機能が弱まり、細胞間脂質やNMFが不足し、角質層の水分保持能力も低下していき、肌が乾燥しやすくなってきます。角質層の水分維持のためには、毎日のケアで細胞間脂質やNMFを補給してあげれば良いのです。細胞間脂質の主成分は「セラミド」です。 細胞間脂質の補給には、セラミドが配合された化粧品でケアすると良いでしょう。また、NMFはアミノ酸で構成されています。ですから、NMFの補給には天然由来のアミノ酸を配合した化粧品がおすすめです。そして、紫外線の影響で細胞間脂質やNMFが不足してしまうこともあります。ですから、紫外線対策を十分にすることも、結果的に乾燥予防につながります。細胞間脂質やNMFの補給と紫外線対策をしっかりと行えば、角質層の水分量は十分に維持されて、乾燥知らずの肌になることでしょう。
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